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2006年9月 4日 (月)

祝婚歌

あ、足が・・・痛、だるい。

昨日

10センチのピンヒールで立ちっぱなしだったのが

予想以上に響いたようです。

慣れないことはするものじゃありませんね・・・(泣)

昨日の続き、こっこちゃんの二次会の話。

sa_ya夫妻の企画で、

『祝婚歌』

という詩を朗読させて頂きました。

経緯はこうです。

3ヶ月前に

滅多にCDを買わない私が、

たまたま何の気なしにCDショップで手に取ったアルバム。

ティータイムが似合うオムニバスでした。

『DO ALL THINGS TOGETHER』

(Afternoon Tea Music For Happiness)

http://store.yahoo.co.jp/musicnavi/00000651616.html

初めて聴く曲が多い中

静かに深く胸を打つ曲がありました。

照屋実穂『祝婚歌』  (作詞・作曲 照屋実穂)。

以来何かの形で

こっこちゃんの結婚にあたり、贈りたいと思っていました。

そのとき

sa_yaが二次会のBGMにもこだわって選曲していると聴き、

是非使って欲しいとお願い。

彼女もその曲が気になって、実際CDを渡すまで待てず

ネットで色々検索をかけてみたらしい。

そこで、

同じ『祝婚歌』というタイトルの詩に出逢ったのです。

こちらは、吉野弘さんの詩。

ご存知の方も多いでしょう。

その詩の内容に深く感銘を受けたsa_ya。

これも是非披露したい、と考えました。

そして相談の結果、

照屋実穂さんの歌をBGMに

吉野弘さんの詩を、私が朗読することになりました。

さて、

厳かに場面を迎え、朗読が始まります。

タイトルを言った瞬間、

こっこちゃんが「なんで・・・」  絶句、そして号泣。

私も

もらい泣きしそうになるのをこらえつつ、

心を込めて

読ませていただきました。

そしてそのままお開きに。

そのご挨拶で、さっきのひとことと号泣の訳を知りました。

この詩は、

こっこちゃんが勤めていた幼稚園の

今は亡き理事長先生が、

園教諭の披露宴で必ず贈っていたものだった、というのです。

自分の結婚が決まったとき、

私は理事長先生にあの詩を朗読してもらうことが出来ないんだ、

と、

大好きだった先生のことを想い、

寂しい気持ちでいっぱいになっていたのです。

それを思いがけず贈られて、

驚いたのと、嬉しかったのと・・・。

それを聞いて、こちらの胸もいっぱいになりました。

そんな

彼女にとって大切な詩を朗読させてもらえたなんて、

ほんとうに私は幸せ者です。

たまたま手に取ったCD。

たまたま検索で見つけた詩。

でもきっと、

全て偶然ではなかったのだと、今、素直にそう思えるのです。

こっこちゃんとsa_yaと私。

わたしたちの結びつきが起こした奇跡ではなかったかと。

この巡り合わせに感謝して、

これからもつながりを大切にしていきたいです。

そして、

今回のことは

私個人にとっても、

大きなことを教えてくれる結果となりました。

一緒に手伝ってくれた友人・たかたくんが

私の『祝婚歌』の朗読を聴いて、

「芸術だ」

と言ってくれました。

音楽、音、は芸術であると思います。

しかし

喋ることは、芸術足りえるのでしょうか。

声を使うことを仕事として、毎日それに追われる中で

今まで声をそんな風に捉えたことはなかったのに。

たかたくんとは

この二次会の段取りをする中で友達になりました。

新進気鋭のギタリスト。ギター教室も主宰しています。

近々演奏の機会があるので改めてご紹介しますが、

やはり一般の人とは異なる、

演奏家としての感性と耳を持っている人です。

そんな彼が、

マイクを持って喋る私の声を初めて聴いて、

こちらが恐縮するほど絶賛。

もちろん誰が読んだって素晴らしい詩だし

照屋さんの曲との相乗効果もあったとは思いますが、

声の質や、トーン。間と呼吸。

それらすべてに感動してくれたというのです。

実は以前、

詩の朗読のお仕事をいただいたことがあったのですが、

それが大失敗で。

どう読んでもOKがもらえない。

情景が浮かばない、と言われ

やり直しを重ねた挙句、

「もうしょうがないからこれでいい」的なニュアンスで幕を閉じた、

哀しい想い出があります。

<決して上手ではない>

以来そのことがトラウマで、

今回も自信がなかった。

でも朗読は好きだし、

私がやらなくてどうする、という想いで引き受けました。

結果、

こっこちゃんもすごく感動してくれたし、

本気で音楽をやっている人にも感動してもらえた。

大きな収穫です。

終わって色々と話をする中で、

何百人、何千人の人の前で演奏するのは気持ちいいけど、

たとえお客様がたったひとりでも

その人に伝わればそれでいい。

一人に向けてのコンサートも好きなんだ、と彼が言いました。

そこでふと気づく。

未熟な私の朗読が彼の心を打ったのは、

きっと私がそのとき、

目の前のこっこちゃんの事だけを考えていたから。

彼女に伝われば。

その想いひとつで言葉を発していたからではないのかと。

これって、

当たり前のことなのかもしれないけど、

すごく大切なことですよね。

ただ読むことにのみ気をとられているのでは届かない。

上手じゃなくてもいい。

たとえ技術が伴っていなくても

あなたに、伝えたい。

その「あなた」が

一人なのか、大勢なのかで変わってはくるけれど、

「あなた」という存在を明確にイメージすること。

これが、大切なのだと。

なんとなく、

前より少し道が開けた気がする。

自分で勝手に狭めていた道が。

驕るのでなく自信を持って(あくまで相応の)、

これからは進んでいきたいと思う。

照屋実穂『祝婚歌』

吉野弘『祝婚歌』

これからもずっとずっと、大切にしていきます。

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コメント

吉野弘氏の祝婚歌
私は知りませんでした。

さっそくネットで検索し、読ませていただきました。
すごくいい詩ですね。
(これからの生き方にいい影響を与えてくれるとおもいます)

吉野氏が親族の結婚式に参加できなかったときに送った詩のようですが、結婚する二人だけでなく、家族、友人などに送ってもいい詩だなと感じました。

私事ですが、ちょうど長女がナース1年生でいろいろと悩んでいるため、この詩をメールで送りました。
(同じ屋根の下に居ながら直接は言えないもんなんです)

朗読
もちろん ”芸術” ですよ。
わたしも祝婚歌の朗読、聞いてみたい。

長くなりましたが、最後に
こんなに素敵な結婚式になって、こっこさんも幸せですね。
おめでとうございます。

投稿: ラリワ | 2006年9月 6日 (水) 21時54分

そうなんですよね。
まさに結婚するふたりに贈る歌、だけど
全ての人間関係において
ぴったり当てはまる言葉だと思います。
悩んでいる長女さんの心にも
届くといいですね。
(ラリワさん、良いお父さんですね^^)

「芸術」だと私自身胸張って言えるよう
いろんな意味で精進していきます。
ありがとうございます。

そして、
こっこちゃんにもお祝いの言葉、
ありがとうございます!

投稿: ちひろ | 2006年9月 6日 (水) 23時19分

この日はホントに大活躍でしたね!!
最後まで疲れた顔も見せず、頑張っていて、感心しました~(^^)

披露宴も二次会も、出席した人達に、
温かい雰囲気が伝わってくるものでした。
お疲れさまでした。

そして前日はお世話になりました(^^ゞ

投稿: たえこ | 2006年9月 7日 (木) 19時38分

とんでもない!
せっかく泊まってもらったのになんのお構いも出来ず
申し訳ないっすm(__)m
でもほんと、たえちゃんが居てくれたおかげで
寝坊しなくて済みました(汗)

<温かい雰囲気が伝わってくるものでした。>
良い意味で冷静なたえちゃんがそう言ってくれるなら
間違いないね!よかった^^
ありがとう☆

8月中には結局叶わなかった蒜山訪問、
今月は行きたいと思ってます!
そのときはよろしくねん(^_-)

投稿: ちひろ | 2006年9月 7日 (木) 20時11分

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